実のところ火鍋の起源はあまり定かではない。四川省が発祥であるという説があるが、どうにも煮え切らないのが現状だ。もっとも、食卓で鍋を目の前にしてしまえばそんなことはすっかり忘れてしまうのだが。鍋は見た目でわかるとおり二分されており、中央を大極の陰陽に見立ててしきられている。スープも白濁の白湯ととうがらしや山椒で赤くされた麻辣で分けられている。見目にも鮮やかで両方を食べられるお得感のある鍋料理である。
しゃぶしゃぶと火鍋では火鍋がしゃぶしゃぶのルーツという説があるので火鍋を日本のしゃぶしゃぶという表現をするのには違和感を覚える。確かに説明しやすいがそれでは誤解が生じるのではないだろうか。そしてしゃぶしゃぶはすぐに火の通る肉しか出さないが火鍋では煮込む必要があるなど相違点も数多くあることから同じようなものだという考えはしてほしくない。しゃぶしゃぶ店でもすき焼きとしゃぶしゃぶができる二分された鍋が存在するがそれと一緒ではない。
実際にに鍋を食べてみるとラム肉のくせがなく非常に食べやすい。また麻辣は日本人には向かず国内では唐辛子を多く入れた日本人向けの麻辣をだしている。
豚肉や牛肉、水餃子に野菜となにをどっちにくぐらせるのかという楽しみがあり、女子会などで注目され始めている。現に火鍋専門店ではランチも用意されている店舗があり、コラーゲンたっぷりなどというフレーズで女性客を意識した内容になっている。魚介なども出す店があり、男性にも女性にもおすすめしたい鍋料理だ。辛さも調整してくれる店があり、あらかじめ確認しておきたい。